高齢者は特に注意が必要!投資詐欺の手口と種類
まだ宝くじの当選額が今よりもずっと少なった時、宝くじに当たったら全額定期貯金にしたら一生食べていけるなんて言われていた時代がありました。
昔は、貯金してれば利子でお金を増やすことができたのです。
しかし、現在銀行の金利なんて1%にも満たないもの、よほどの大富豪でなければ貯金でお金を増やすなんて考えられません。
それでは、どうやってお金を増やせばいいのか ?
この時代、投資でお金を増やすというのが、一般的になってきています。
株式やFX通貨トレード、そして仮想通貨・・・・
確かに、成功すれば銀行の利子なんてくらべものにならない程、お金を増やすことができるでしょう。
しかしリスクもあります。
さらに、投資金額を狙った投資詐欺 が増加しているという事実もあります。
この記事では、投資詐欺の種類や手口についてまとめています。
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投資詐欺とは?
お金を集めて、それを運用することによって利益を配分しますとか、確実に勝てるトレード方法を紹介しますとか、投資詐欺の種類は多いです。
そして、新しい投資案件が増えるたびに手口も増えていきます。
投資詐欺で被害の多いものはどんなものがあるのか、その種類を挙げてみました。
投資詐欺の種類
ファンド投資
投資目的のために資金を募り、投資、運用することによって出資者に高利回りを保証するというのが、ファンド投資です。
投資先は企業だけではなく、牧場や食料品など幅広いものになります。
最近では、ケフィアが出資者に配当を渡すことができずに破綻。
少し前には、政治家絡みの安愚楽牧場の事件もありました。
株式投資
株式投資には二種類のタイプがあり、株式を資産として保有し、株主優待などの特典を受けることを目的としたもの、そして、もう一つは、短期的に売り買いを行い利益を出すものになります。
当然、詐欺が多いのは後者の「投機」タイプ になります。
株式投資に関しての詐欺の場合は、確実に儲けることができるというような高額セミナーに勧誘し、費用を騙し取るといった手口が目立ちます。
FXトレード
各国の通貨レートの変動を利用して売り買いを行い利益をだすのが、FXトレードです。
株式取引と同じような形ですが、FXトレードの場合はレバレッジという制度があり、実際の投資金額の20倍までの取引を行うことができるので、成功した場合のリターンは大きいですが、失敗した場合は一瞬で財産を失ってしまうというリスクがあります。
FXトレードの場合も、株式同様、高額セミナーの開催で騙されたり、情報商材で自動ツールを売りつけられる詐欺が多いです。
先物取引
石油や、穀物などの価格の上下により、投資利益を出すのが先物取引です。
株式よりも、変動幅が大きいため投資というよりもギャンブル的なイメージも強いです。
昔から、どのようにトレードをしたら儲かるかというコーチングをする人物に騙されたという話があるように、現在でも投資詐欺の被害が多い案件の一つと言えるでしょう。
未公開株式
まだ未上場の会社の株を購入し保有することで、上場した時に爆発的な株価の高騰が期待できると説明し、騙してきます。
未公開株式の詐欺では、実在しない架空の会社の株を購入させられるので、上場することなど絶対にありません。
仮想通貨トレード
一昨年前から、急激にトレード人口が増加したのが、仮想通貨トレードです。
仮想通貨は、株式やFXよりも一日の変動幅が大きいため、大きな利益を出す可能性がある反面、非常にリスクが高いものです。
まだ、仮想通貨がどういうものか知らないという人が多いことを利用して、やはり高額なセミナーを開催したり、情報商材で嘘の稼げる方法などを販売したりして騙します。
仮想通貨ICO
仮想通貨ICOは、未公開株と似ています。
それもそのはずICOという言葉は、株式のIPOから派生した言葉だからです。
まだ市場に上場していない仮想通貨を購入することで、上場した際に仮想通貨が高騰するのを狙って投資します。
しかし、仮想通貨ICOの8割が詐欺案件 だと言われており、詐欺じゃない案件でも上場まで届かないというように、リスクが非常に高い投資案件です。
バイナリーオプション
価格が上がるか下がるか、2者択一の条件で投資を行い的中したら、配当金が払い出されるというのがバイナリーオプションです。
株式やFXなどの投資と比べて、ギャンブル的なイメージが強い投資といえます。
怪しい投資詐欺の手口
それでは、投資詐欺はどんな手口で勧誘してくるのでしょうか?
注意すべき手口を7つ挙げておきます。
「絶対に稼げる」「勝率100%」の宣伝文句
投資にはリスクがつきものです、運用に失敗した場合投資金が減ってしまったり、最悪の場合は消失してしまう恐れもあります。
しかし、投資詐欺の場合は「確実に100%稼げます」という宣伝文句を使う例が多いです。
投資に関して100%の成功というのはあり得ませんので、この言葉を使っている投資案件は確実に詐欺だと思っていいでしょう。
実在しない会社の未公開株
まだ未上場だから知られていないと説明し、架空の会社の未公開株を販売してきます。
ネットで検索しても、出ていないのは、未上場だからと言い訳をしますが、上場していない会社でも登記していればデータがあるはずです。
また完全に登記簿を偽装して購入者を騙す業者もいますので、自分で調査することに自信が無い人は、絶対に未公開株の販売には手を出さない方がいいでしょう。
完全自動化のシステムトレード
FXトレードや仮想通貨トレードなど、24時間市場が動いているトレードを利用して騙すのが、システムトレード方式です。
口座に入金するだけで、あとは最新式のAIシステムが自動でトレードも運用も行ってくれるので、見ているだけで口座にお金が増えていきます。
最近では、この手口が一番よくあるパターンかもしれません。
どんなに優れたAIでも、全ての価格の変動を予測できるわけではありません。膨大なデータを読み込んでいれば、普通の人間よりも確率が少し高くなるといった程度でしょう。
そもそも、こういった完全自動化システムで騙すような業者はAIシステムなど持っていません。
この手口の場合は、システムのメンテナンス料金としてお金を請求されたり、口座にお金を振り込ませ運用せずに持ち逃げしてしまうパターンが多いです。
複利システム
投資詐欺の多くが複利システムで運用するから高額の利回りが期待できると言っていますが、何故複利システムで運用できるかということについては触れていません。
現在では、投資案件の説明の中に「複利システム」というキーワードが含まれているだけで、詐欺商品と思ってもいい と思うくらい怪しい言葉になります。
発展途上国への投資
未公開株の販売と同様に、調査してもなかなかデータが出てこないようなものに投資するのが投資詐欺の手口です。
発展途上国での産業投資や教育投資などで利益を出すのは本当に大変なことです。
日本でもNPOなどが、発展途上国の支援をしていますが、利益をだすどころか赤字になってしまっているところが多いという現実の中、どうやって大きな利益を出すことができるのか?
冷静に考えてみればあり得ない話になりますよね。
高額セミナーの開催
投資詐欺の手口は、出資したお金を騙し取ること、詐欺商材を売りつけてくること、そして高額セミナーに参加させて料金を請求することです。
最初は無料診断や、無料体験などから参加させて後から高額セミナーに勧誘するという方法が多いので気を付けてください。
劇場型詐欺
投資詐欺では、1人に対しての被害額が大きくなるので、複数の人間が共謀した劇場型詐欺 もよく見られます。それぞれが別の役割を演じて、被害者に近づいてきます。
台本通りに話を進めて、いつのまにかその中に自分もまきこまれてしまうという詐欺の手法です。
投資詐欺のターゲットは高齢者?
前述したケフィアの被害者の多くは高齢者 だったようです。
他の投資詐欺でも、被害者の中には高齢者が目立つようになってきました。
高齢者がターゲットになってしまう理由
まず、資産を持っている人が多いということ、つまりターゲッティングされる可能性が高くなります。
特に60代、70代前半であれば、会社を定年退職したばかりで、多額の退職金を手にしている人も多いでしょう。
そして、将来に不安を抱えている人が多いこと。
この先年金収入と貯金だけで生活していくのに不安を感じている人が多いようです。
そのため、年金以外の収入を考えても働くことができず、頼れるのは投資だけという流れになってしまうことが多いです。
若い世代と違い、ネットなどで情報を探す術を知らない人が多い のも、高齢者が被害者になってしまう要因の一つとなります。
自分で調査することができないということに加えて、ネットに対して過度の期待を抱きすぎてしまう人も多いようです。
まとめ
投資詐欺に遭わないために、一番大事なのは冷静に考えてみることに尽きると思います。
異常な高利回り、高配当。何もしなくてもどんどんお金が増えるなんて、冷静に考えればおかしいなと誰でも感じると思います。
リスクもなく、楽に稼げる方法なんてないと思った方がいいでしょう。
美味しい話にはかならず裏があることを忘れないでください。
また、この記事を読んだ方は、身近な方へ見せてあげるのもいいでしょう。
被害にあってしまう方が一人でも少なくなればと思います。
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